マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演作品。実在した株式ブローカーを題材にして、超ハイテンションでぶっ飛び続ける3時間。出演者全員がアクセル全開で、破滅に向かって全力疾走である。これはこれで爽快だし、ひとつの人間の姿でもあるし、ディカプリオはやっぱり素晴らしいと思わせる名作だ。
台詞回しが上手い。FBIとのやりとりなんて、油断して観ていたらいつの間にかものすごい緊迫感に満ちていたりして、大変に面白い。ただ、いかんせん全体的に下品(最低レベル)なので、一緒に見ていた妻は若干ひいていたような気はする。まあ、そういう映画だし。