岸田奈美著。「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」、「もうあかんわ日記」に続く三冊目(三部作?)。書籍化される前にネットで読んだ「全財産を使って外車を買った」など、読んでいてぐっとくる話が多かった。著者は、きっと優しくて真面目な人なのだろうが、だからこそ、生きづらさを感じることもあるのだと思う。ろう。皆、誰だってそれぞれの生きづらさを抱えて日々を暮らしているのだ。
できるだけ、長所が照らされる場所にいたい。
自分のことを好きでいられる人と場所を、ゆっくり見つけていった