雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

お笑い係

子どもが、学校の係活動で「お笑い係」になったとのことで悩んでいる。一体何をする係かと尋ねたところ、クラスのみんなの前で「面白いこと」をする係だそうだ。・・・まったくこれだから関西の学校は、と思いつつ、現時点で発表する予定のネタを聞いたら、一発ギャグをするというので非常に不安になる。

 

待て待て、それは外すと悲惨なことになるぞ。試しにやってみてよ、とお願いしたら、「はい、お笑い係です。今から面白いことをやるので、みんな見てください。せーの、〇〇〇〇!」と披露してくれた。待て待て、最初の挨拶からハードル上げ過ぎだろう。その一発ギャグが面白いかどうかは判定しないが、これはあまりにも危険だ。

 

ということで、まずは笑いを研究しようと誘って、サンドウィッチマンのコント・漫才を見る。一緒にゲラゲラ笑いながら、面白い理由を考えてみる。ボケと突っ込み、上げて下げる、言い回しや表情等を指摘し、お笑いのプロは台本を決めた後も一生懸命練習しているんだよと話すと、子どもが「じゃあ、台本書こうよ」と乗り気になってきたので、台本を書いて、アレンジをして、練習する。自ら「こうしたら面白いんじゃない?」なんてアイディアを出してくるので、時に褒め、時にダメだしをして練習を重ねる。これが何の勉強になるのか分からないが、私としてはとても楽しかった。

 

さて親が手伝えるのはここまでで、後は、そのお笑い係とやらの友人と一緒に練習してみんなの前で発表したらいい。受けるかどうかは神のみぞ知る、だ。「人に笑われる」ではなく、また誰かを侮辱する笑いでもなく、その場の空気を自在に操って皆を楽しく「笑わせる」という成功体験ができると良いのだが。・・・まったくこれだから関西の親は。