東京、コロナ禍。

東京、コロナ禍。

初沢 亜利著。まだ振り返るには早過ぎると思いつつも、ふと手に取った本書。コロナ禍の東京を、緊急事態宣言下における非日常をリアルを写し取っている。コロナ禍の状況は刻一刻と変わっていくので、半年前のあの緊張感ある雰囲気も、すでに私の記憶の中ではあやふやだ。長期の一斉休校やマスク騒動、ブルーインパルスにアベノマスクと、一体あれらは何だったんだろう・・・。こうして写真で振り返ってみると「そうそう、まさにこんな感じだった」と、言葉や数字では蘇ることのない記憶を、当時のつらい感情とともに思い出す。