雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

ドラゴンボール(1)~(42)

 

 

鳥山明著。子どもに、何か面白い漫画を教えてあげようと思って調べていたら、地元の図書館でドラゴンボールが借りられることが分かったので順次読み進めていった。全編通して観たのはおそらく大学生以来だろうか。改めて読み通した感想は、やはりすごい、の一言。昔、自分がわくわくしながら読んでいたのと全く同じように、今も長男は何度も何度も読み返し、その世界観に魅せられ、楽しんでいた。

 

後半はバトル漫画になってしまったとか、強さのインフレがひどい、などと批判もされた作品であったが、例えばフリーザ編にはギニュー特戦隊がいたり、魔人ブウ編にはミスターサタンがいたりと、単純な格闘漫画にならない工夫があったんだな、と今なら分かる。

 

その上で、一番面白かったのは、対レッドリボン軍編だろう。桃白白、ブルー将軍、カリン様、マッスルタワー、海底洞窟にペンギン村など、登場人物や舞台が多種多様で物語に広がりがあった(私はムラサキ曹長が好きだ)。ピッコロ編やベジータ編も面白かったけどね。

 

自分が子どものころに読んだ作品を、大人になってから子どもと一緒に読み返す。いい年してガキなままだな、という気恥ずかしさも少しあるが、楽しさを共有できたという経験はとても貴重なものだと思う。