雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

新型コロナウイルス恐慌

アメリカ経済は絶好調、という祝詞を信じてこれまで投資額を増やしてきたが、年明けから警戒感と利益確定のため少しずつ手放すことに。コロナウイルスの感染が拡大する中、2月末には相当分を売り払ったが、世界中でここまでの記録的暴落が起きるとは予想しておらず、仕事の忙しさという言い訳も手伝って残りは処分することなく「なんとなく放置」していたら、大変な事態になってしまった・・・。

 

自分自身の教訓として振り返ったときに、記憶しておくべきこととしては、あまりの暴落時にはその衝撃から、「何も行動できなくなる自分」を発見したことである。今にして思えば、暴落時には後先考えずに投げ売ること、白旗を挙げてリスクオフの波に乗ることが正しい*1。あまりにも衝撃的な価格下落は投資家の恐怖を呼び、さらなる価格下落を招くのだから、底なんか分からないし、一旦逃避以外の選択肢はなく、ましてや「落ちてくるナイフを掴むべきではない」わけだ。にもかかわらず、私は衝撃の大きさに負けて、逃げることも立ち向かうこともせず、茫然として放置し、「いつか戻るだろうから塩漬けしよう」と判断を避けていた。

 

しかし私の予想(希望?)に反して株価は下落し続ける。しかも、感染規模は拡大する一方。毎日流されるニュースを見ては、下がる株価に落ち込み、収束の見えないコロナウイルスへの悲観的な見方が強まっていく。「長期的視点」に立ってこつこつ継続的に投資するのが個人素人投資家の利点だと分かっていはいるのだが、ついに心がくじけてしまい、残っていた所有額の大半を手放してしまう。すると翌日にはダウ史上最高額の反発という痛恨の一撃。今年一年はマイナス確定。「ふう、なんとか致命傷ですんだぜ」というネタ台詞を自分で吐くことになるとは・・・。

*1:何も気にせずに積み立てを継続し続ける、というスタンスも否定しないが、これは相当タフな精神を要する・・・。いやむしろ、だからこそ「原則方針」のみを信じて、「情勢」や「事件」を無視するべきなのか?