雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

下町ロケット

下町ロケット

下町ロケット

 池井戸潤著。ロケット製作をめぐる物語。大変に面白かった。銀行や大企業の傲慢さ、会社内の人間関係の煩わしさ、リスクと保身など、様々な観点から感想をもったが、何よりも良いと思ったのは、仕事を通じて夢を抱けることの素晴らしさだ。自分の関わった部品が宇宙に飛んでゆく、なんて素敵なことだろうか。


 大切な仕事や、必要な仕事はたくさんあるけれど、夢を抱ける仕事はそう多くない。事実としては、生活費を稼ぐために働いているのだけれど、それ以上の意味を実感できる仕事に関われたらいいなと、きっと皆そう思って毎日働いている。