雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

2013年の省察と、2014年の指針

 昨年は、家族としての歩みをゆっくりと、慎重に、そして着実に進められた一年だった。子どもが育っていく過程で生じる心配や苦労に、押しつぶされそうになりつつも、様々な人の助けを借りて何とか乗り越えようとしている最中に今もある。幸い、長男は本当にすくすくと成長してくれていて、良く食べ、良く話し、良く遊ぶ。とても可愛いし、一緒に過ごす時間は至福のものだったと思う。
 

 家を建てようと決意してからは、それに掛かる打ち合わせに時間をとられ、毎週末はとても忙しかった。ただ、雑誌や専門書など家関係の本をたくさん読むことは楽しかったし、自分たちの暮らしを見つめる契機にもなった。内装等、詳細な部分はこれから決めていくことになるが、新居の暮らしが良い効果をもたらしてくれることを祈りつつ、あと少し頑張りたい。それと、夫婦で意見があわないときの対処方法については、もう少し改善の余地があると思う。


 さて、家族のことはさておき、自分自身を振り返ってみると、これまでとは違う仕事に取り組むことにはなったが、明らかに仕事よりも家庭に重きを置いていたと思う。自分は果たしてこの一年でどれだけ成長できたのか、どうも心許ない。家族を最優先にする、というのが昨年の指針だったことから考えると問題ないはずだが、それにしても無目標な日々の過ごし方は良くなかった。もっと課題を適切に掴み、目標を立て、自分を律するべきではなかったか、と反省する。


 続いて昨年鑑賞した作品の上位3点。まず映画は、「花嫁のパパ/花嫁のパパ2」、「イエスマン "YES"は人生のパスワード」、「鍵泥棒のメソッド」。次点は「ミッドナイト・イン・パリ」か。気軽さや明るさを求めて映画を観ていた一年だった。今年はもう少し鑑賞したいところ。次に本は、「へうげもの(1)-(17)」、「竜馬がゆく(1)-(8)」、「住まいの解剖図鑑」。次点は「うさぎドロップ(1)-(10)」か。へうげものは、千利休が死ぬまでの完成度が極めて高く、この漫画を読めたのは昨年の大きな喜びだった。家関係の本を読んだ中で、一番面白かったのは入門書ながら「住まいの解剖図鑑」。家づくりと言うのは、人間の歴史の積み重ねの恩恵を受けることなのだなあ。


 2014年は、振り返ったときに充実した一年だったと思えるように、次の点に留意して過ごしたい。


 引き続き家族の健康と幸せのために、暮らしの中で自分がなすべきことを日々着実に実行して、すべきでない無駄を徹底的に排除していきたい。家づくり、引越、保育園など、大きな変化が控えているので、それに焦点を当てて日々の暮らしを改善する必要がある。特に時間の使い方とお金の使い方については、無駄を減らすことが豊かさを生み出すことになるので、意識していきたい。


 自分自身について、成長を促す課題を設定して取り組みたい。今のところ方向性が定まっていないが、読書、語学、運動、投資など、それぞれの面で自らを縛ってみようと思う。子供の成長を見ていると、嬉しい反面で「自分は一体どうなのか」と自問せざるを得ず、妙に不安になってしまう。