雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

昔の記憶

 子供の頃に通っていた、剣道道場の夢を見た。日頃は思い出すこともない記憶なのに、眼が覚めてから思い返すと、当時の道場の先生方の名前がほぼ全員出てきた。まだご健在なのだろうか、と思い検索してみたところ、まだ元気に教えていらっしゃるようだ。道場のホームページがあることに驚いたけれど。当時一緒に剣道を習っていた友人が、五段になって師範入りしていて更に驚く。


 私は基本的に無精で、人との縁を繋ぐ努力を怠ってしまう性質だが、一方でずっと縁を大切にして継続していく人もいるわけで、偉いなと思った。人が生きていく際は、必然や偶然から縁が生まれ、恩義と迷惑を受けたり返したりしながら、歳月が流れていく。そして膨大な思い出が残されるのだけれども、日常の中には埋没してしまい、振り返ることもない。そうした記憶を蘇らせてくれるのは、夢だったり昔の写真だったりするのだろう。そして今、インターネットが過去と現在を繋ぐ大切なツールになっている。ありがたいことだ。