雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

じゃりン子チエ(1)

じゃりン子チエ (1) (双葉文庫―名作シリーズ)

じゃりン子チエ (1) (双葉文庫―名作シリーズ)


 はるき悦巳著。今日、ふらりと寄った料理の不味い定食屋に「じゃりん子チエ」が置いてあったので、これは懐かしいと第1巻を手に取ってみたら、これが唸るほどに面白い。昭和中期の大阪を見事に描いており、独特の雰囲気といい、個性豊かな登場人物といい、ユーモアとペーソスの入り乱れた、見事な喜劇作品だった。生きていれば色々あるけれど、本当に大切なものはごくわずかで、実は身近に潜んでいる。名作は色褪せない。