雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

2011年の省察と、2012年の指針

 昨年は、イタリアや岡山をはじめ、色々なところを旅することが出来た。楽しい思い出は将来に残る大切な宝物になるだろう。今年も、地球の広さと歴史の永さ、そして自らの小ささを実感するために、タイミングを逃さずあちらこちらへ出かけていきたい。


 仕事の面では、相変わらず忙しくてストレスの溜まる毎日だった。多くの人と接する中で、助けられたり、役に立ったり、頼みごとをしたり、困らせられたりとしていくうちに、対人関係の面では修行になったのかもしれない。一方で、力の蓄積という意味では全く不十分な一年であり、自ら成長を遂げるという意志が弱いことが原因なのだろう。しかしともあれ、雑多な仕事を要領良く進め、時には手抜きをしてでも早く切り上げて、家族との時間を作るようになったことは良い傾向かもしれない。


 個人目標であった英語力の向上、身体の鍛錬という面ではさっぱりな一年間だった。イタリア旅行前に、付け焼刃的にイタリア語を勉強していたときは楽しかったのだが。身近な目標が無いと続かないのかもしれない。


 続いて、昨年鑑賞した作品の各上位3点。まず映画では、「ダークナイト」、「パプリカ」、「ソウル・キッチン」。NHK大河ドラマ篤姫」と「翔ぶが如く」を通して観たのも良かった。音楽では、「My One & Only Thrill(Melody Gardot)」、「fly me to the moon(Nicki Parrott)」、「教育(東京事変)」。本では、「ローマ人の物語(2)ハンニバル戦記」、「日本の食と農」、「プラテネス」か。昨年はやたらと漫画を読み漁っていた気がする。


 さて今年は、おそらく様々な点で変化が起きるだろうし、私自身でも自らが求める変化を起こしていきたい。流されるがままに生きるのではなく、どこを向いて進んでいくべきか、可能な限り自らが選んでいきたい。そのために、まずは自らの世界を広げる活動として、読書を通して先人の教えを乞うとともに、英語力と資格取得を通して自身の力を蓄える努力を継続していきたい。


 社会の動きを読み解く姿勢は忘れずに、好機を逃さず、大きな流れを掴めるようにしつつ、しかし一方で取るに足らない情報に時間を無駄に費やすことがないように戒めたい。


 そして何より大事なのは、家族が仲良く健康でいること。近い人には日々感謝を示し、遠い人には機会を逃さず想いを伝えることが大切だろう。また、出来る範囲で運動を継続していきたい。


 年を経るにつれ、成長するよりも老衰していくことの方が増えていくだろうが、それでも努力は人間を成長させる。今年の年末には、努力の先に微かな光が見えることを祈念して。