雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

ローマ

 フィレンツェからESに乗って最終地であるローマへ。延々と「新世界」が流れるテルミニ駅の観光案内所でROMA-PASSを購入し、近くのホテルにチェックインをしてから地下鉄に乗ってローマの下町、テスタッチョを彷徨う。市場を見た後で、昼食を取る。地元の人達で賑わう店内はゆったりとした時間が流れていた。2人とも日本に帰りたくなくなるピークを迎える。


 スーパーで買い物をして、ワインの安さに驚きつつ、10ユーロの「高級ワイン」を土産用に購入。ボトルで1ユーロから買えるということで、イタリア人が水のようにワインを飲むのも理解できる。


 いよいよ念願のコロッセオへ。永遠の都ローマの象徴でもあるコロッセオ。行列を避けるべく夕方に出かけたものの、並んでいる人などどこにもなく、却って入口が分からないほど。ガイドブックの記載との違いにイライラしつつも、ローマパスで入場してからは気分も高揚。その巨大さと古さに圧倒されつつ、ローマ帝国の偉大さに感動する。見られて良かった。


 入場時間を過ぎていたため、フォロ・ロマーノは諦めて周辺を散策。カンピドーリオ広場からヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂、ヴェネツィア広場、トレヴィの泉を通ってスペイン広場までと、よくまあ歩いたものだ。ローマの町も噂に聞いていたほど危険なことはなく、たくさんのレストランには賑わいがあって、トレヴィの泉などの観光名所は夜でもすごい見物客。歩いて楽しい街というのは、本当にいいものだと思う。


 途中で夕飯を済ませておくべきだったのだが、結局食事はテルミニ駅周辺となってしまった。呼び込まれるままに店に入ってテラス席に座り、ワインとマルゲリータと温野菜を頼む。ピザはともかく、温野菜として出てきたのが山盛りの法蓮草だけだったことに妻が憤慨していた。