一泊二日で香川県琴平から徳島県鳴門へ出かけてきた。この季節の金毘羅さんは紅葉が綺麗で、涼しい気候のお陰もあり、階段を登るのも少し気が楽だった。1368段もの階段を登るという1時間強に及ぶ行為の過程においては、どうしても自身との対話の時間が生まれるので、それ自体が宗教的なものだと言えるが、仮に何も考えずにひたすら登るだけだとしても、頂上から眺める景色はやはり素晴らしく感動的で、何度観ても良いものだと思う。日頃は御守などまず購入しないのだが、ここだけは別で、なんとなくご利益があるような気がしてしまい、御土産に。
下山し、温泉につかり、宴会の後は大人しく寝ようかと思ったら、スナックに行って飲みなおそうとの誘いが来る。スナックか、普通ならお断りするところだが、旅先ならではの気の緩みか、結局0時近くまで飲んでしまう。お水の女性と話すことはなかなか新鮮なことで、経歴や接遇、地元について等、色々聞けて楽しかった。
二日目は鳴門へ。渦潮というものは1日に2回、朝と夕方にしか見られないものだそうだ。人気の観光スポットだからか、それとも分かりにくい駐車システムのせいか、周囲は結構混雑していた。海峡大橋の一階部分を歩くと、眺めは良かったがやや怖かったりもする。
その後、大塚国際美術館へ行き、駆け足で2時間コース。それにしてもものすごい展示数。ただ、迫力はあるけれども、レプリカの限界か、どうしても薄っぺらい感があるのは否めないかな。
あとはとにかく食べて飲んで土産を買って。旅行の楽しさは、やはり食に左右されるところが大きい。