雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

倉敷・犬島一泊二日旅行 2日目

  2日目。倉敷を昼前に出て、岡山でラーメンを食べてから西大寺へ行き、そこから1日に4便ほどしかないバスに乗り、最後は船に乗って10分弱、犬島へ向かう。犬島アートプロジェクト。直島もそうだが、瀬戸内海の島々は、アートで町の活性化を図る傾向にあるのだろうか。小さな島に煙突が見える。


 第一次世界大戦前後、わずか10年という短い期間で役目を終え、廃墟となった精錬所は修復するでもなく取り壊すでもなく、無きが如くに扱われ、放置されてきたそうだ。そうして長い月日が経ち、まるでラピュタのように緑に覆われたこの精錬所を観光地として再生し、そこに芸術作品の展示場という新しい役目を与えたことにより、ここにしかない独特の世界が生まれたということだ。


 残念ながら施設内部は写真撮影が禁止だったが、建物全体が芸術的実験場という感じであった。特に面白かったのは、「鏡で出来た直線の道」。歩いているうちに完全に方向感覚が麻痺してしまったけれど。


 ツアー後は周辺を歩いてみた。町はかなり寂れてしまっていたが、空は広いし海は青い。きっと夜空は満面の星だろう。犬島アートプロジェクトにはまだ続きがあるそうなので、今後が楽しみだ。