「ラピュタのモデル」の言葉に反応して、ベンメリア遺跡とはどんな所だろうとサイトを観ていたら、あれ、ここ見覚えがあると感じ、次第に記憶が蘇ってきた。ここがラピュタの元ネタだったとは知らなかったけれど。
崩壊したまま放置されているこの遺跡は、果てしなく長い時間を実感できる、美しくも哀しい場所。都が破壊されて自然に還っていく様を見ると、自分の人生の儚さまで感じ取れてしまい、思わず涙が出てしまう場所だ。
ふと、ここの遺跡の近くで食事をしたことを思い出した。食堂では、近所の子供が床に寝そべりながら、ずっとテレビを見ていたなあ。なんだかとても居心地が良くて、去りがたい魅力のあるところ。やたら巻き舌の、独特な日本語をあやつるガイドさんの声まで蘇ってきた。
またどこかにふらりと旅に出たいなあ。
