雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

「まあお互いに大変だよね」という前提の共有。

 立場が人にものを語らせることは、よくある。得てしてそういうときの発言は、思慮も遠慮もなければ恥じらいもなく、保身と欲にまみれた醜いものであることが多い。私にはそれが交渉において有利になるとはとても思えないのだが*1、本人の中では言うべきことを正直に言っただけだと考えているのかもしれない。思ったことをそのまま言うことが正しいと考えている、その無神経さと無責任さに腹が立つ。・・・ひょっとすると羨ましいのかもしれないが。


 少し考えてみれば分かりそうなものだが、自分には自分の立場があるのだから、きっと相手にも相手の立場がある。「立場」という言葉は、別に「悩み」でも「気分」でも「ルール」でも置き換え可能だ。人のことなど分からない、ということは真理なのだろうが、分からないということは無視してよいということには繋がらない。むしろ、分からないからこそ、一方的な主張をするのではなく、相手のことを理解する態度が求められるはず*2。これも少し考えてみれば分かりそうなことなのだが。


 最近、コミュニケーションを断絶させるのが得意な人と話す機会が多く、どうしたものかな、と悩むことが多い。二十歳を過ぎた不思議ちゃんは違法。中島みゆきの「ファイト!」を聞いて早く寝よう。

*1:むしろ、コミュニケーションの断絶を招くことになると考える。

*2:空気読め、などと言っているわけではない。