今日はこの一週間分の録画をまとめて観たので、丸一日テレビ漬けだった。この後は情熱大陸があるのだがどうしようかな。それにしても、Nスペのシリーズ物はつい最後まで見てしまう。この前の腰痛特集もなるほど、という出来だったし。
- 肥満は、脂肪体の巨大化が原因で、結果としてインシュリンの働きを弱め、糖尿病になりやすくなる。また、過度の脂肪を含む食生活はインシュリンの働きを妨害する。
- 日本人は非肥満でも糖尿病になる人が多く、その原因は伝統的な食生活がインシュリンを大量に必要としないものだった(にも関わらず近年は欧米型の食生活が進み、摂取された膨大な糖を処理できなくなってきた)から。
- 飢餓状態は、超低燃費型の体質に変えてしまうことから、いざ現代飽食型の食生活と出会ってしまったときに糖や脂肪を処理し切れず、糖尿病になりやすくなる。
- 上記の話は、妊婦とその胎児の関係に良く現われる。栄養不足の妊婦(ダイエットに励む女性を含む)から生まれた子供は糖尿病になる危険を孕んでいる。
結局は「食生活と運動のバランス」が大事、という普通の結論だった。しかし、個々人の努力には限界があるのだろうし、現代における肥満対策は国家的課題の最たるものなのかもしれない。
少し気になったのは「食物依存症」という言葉。甘い物やこってりしたものを好きなだけ食べ続けると、満足を受容する器官が衰え、より多くの満足を与えてくれる食べ物を求めてしまう、これは薬物依存症と同じ枠組みである、ということであった。
それは結局、人間は何に対しても依存症になる可能性がある、ということを意味するのだろう。しかし人間が何物にも依存しない、なんてことがあり得るわけもなく。節度、抑制、我慢、忍耐、そういったものを持ち続けるのはホント難しい。一体どうしろと。