今日のテーマは「ラジオ・サラーム・シャローム」という、イスラム教徒とユダヤ人が共同で運営するインターネット・ラジオ局*1。
対話こそが理解を生み、理解こそが社会問題の解決に繋がる、そうした思想自体も素晴らしいと思うし、そのための手法としてラジオ局を選らんだところがまた素敵だ。インターネットラジオという仕組みは、運営費用に比べてその成果・影響がものすごく大きい。ネット回線が繋がっていて、英語さえ理解出来れば、これほど画期的な取り組みを世界中で誰もが共有出来るのだから。
「敵」のことなんて理解したいとは思わない。ましてや対話するなんて出来るわけが無い。けれど、偶然にメディアを通じて理解するきっかけを得たり、番組の中で行われる話を聞くことで間接的に対話を疑似体験することは出来る。
テクノロジーが社会を良くするという図式に対して、何だか単純に信頼できなくなってきた感はあるけれど、こうした話を聞くとまだまだ世界は可能性に満ちている(自分がそれに目を向けさえすれば)ような気になれる。