雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

夏のセール

 靴、シャツ、ポロ、パンツ、団扇、その他諸々。一度緩んだ財布はそう簡単には締まらないようで、散財する自分を止められなかった。買うときは必要最小限のものだけに抑えているつもりなのだが、しばらく経つと安物買いの銭失いだと自己批判するようになるのだろうか。


 今日はいくつかの店を回ったが、店員さんの質も色々だなと思った。接客業のプロとして、こちらが真似をしたくなるような対応をする方もいれば、不躾にもほどがあるといった方もいる。


 最も印象深かった店員さんは、私を見て少し話をするだけで驚くほど的確にニーズを捉えた商品を持ってきて、その後も上手く説明をしてくれたおかげで躊躇や疑問を全て潰してくれ、最後には購入した客が「ありがとう」と言ってしまうくらいの気持ちにさせてくれるという、神業のような接客スキルを見せてくれた女性店員さんだった。客に合わせた話のテンポや声の調子、明るさや自然な笑顔、商品知識の深さ、そして何より客を喜ばせようとする(少なくとも客にそのように思わせる)姿勢が接客スキルの正体といったところだろうか。


 それとは対照的な店員さんで、客が店に入るなり全身をスキャンするかのように「観察」してその客の身につけているものから財布の金額を推計して接客対応の戦略を決める、という思考回路が露骨に表れ過ぎている接客は改めていただきたいな、と思った。こういうことをされると、私は何だかきまりの悪い思いをしてしまい、「洋服を買い行くための服が無い」という状況に陥ってしまうので。