世界最貧困国のひとつ、バングラデシュ。治安も企業経営も金融システムも、そして建築物の構造も全てが危ういバランスで成り立っているように見える。しかし、貧困に苦しむ庶民としては「失うものが無い」という地点にいるので、迷い無く「より良い明日」へ向けて働くことが出来るのだろう。明日はきっと今日より良い日だ、という希望こそが活力の源だと番組は主張していたように思う。
もうひとつ印象深かったのは、「バングラデシュでは誰も助けてくれない」という物凄く強い独立心。これが上手く労働意欲に昇華されているようだ。誰も助けてくれないのだから自分で努力するしかない、そんな当たり前のことも日本にいるとつい忘れてしまう。見習わなくては。
さてこのシリーズ、来週はトルコ・イスタンブールとのこと。楽しみだ。