雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

感情の処理

 近所のコンビニで荷物の郵送を頼んだのだが、そのときのバイトが酷い外れで、応対態度や処理時間や料金間違い等でかなりイライラさせられた。今から思えばそのときにちゃんと怒りを表して感情を清算していれば良かったのだが、気が小さいためその感情を持って帰ってしまい、始末に困る羽目になった。


 負の感情は蓄積し、自然消滅することは少ないと私は考えている。だから、そうした感情に何かしらの決着をつけなければ、いつかどこかでそれを他人にぶつけることになってしまうだろう*1。他人にとっては迷惑な話だ。そうしたことを避けるには、怒りを正当に本人にぶつけるべきなのだが、自意識過剰な人ほど難しいわけで。では、そういう人はどうするべきなのだろうか。


 まずは深呼吸を何度かしてみる。身体に働きかけることで、こころもリラックスできるから。次に、ほかの事を考えてみる。焦点をずらして問題を相対化してみれば、自分の怒りの原因となったことが実はそれほど大したことではないと気付くから。そして、「自分のミスは無かったのか」を検討してみる。自分の非を認めることで相手への怒りを抑えることが出来るし、また、今後自分がどうすべきかのささやかな知恵を手に入れられたなら、この「くだらない出来事」も「意味のある経験」に昇華することが出来るから。最後に、「今、自分に出来ることは何か」を考えてみる。「もはや今となっては何も出来ない」と気付くことは負の感情を強制的に最終処理するのに役立つから。


 ・・・・・・正直、めんどくさい。こんなことが順序良く出来るんなら、そもそもくだらない日常の出来事にイライラしたりしないわな。やはり、怒るべきときに怒れない人は、駄目だ。というか、損だ。

*1:こうしてブログに書き散らすのも、そうした行為のひとつであることは間違いない。