- 作者: 藤沢周平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1991/07
- メディア: 文庫
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中国を旅行しているときに持っていった本。情緒豊かな江戸時代の日本の風景が描かれた美しい小説で、文体も読みやすく、勧善懲悪的な流れなので読後感も非常にさわやか。日本的な恋愛の「型」が描かれていて、今の恋愛観とはとても異なるのに何故か理解できてしまうのは、私が日本人だからだろうか?それはともかく、たまにはこういう作品を読むのも悪くないなと思った。次に藤沢周平氏の作品で読んでみたいのは、『三屋清左衛門残日録』かな。