雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

帰属と仲間、志向と欲望、本質的改革と対処療法などに関するメモ


 私には帰属する集団がない。であるならば、「仲間」とは、その「志向」から私と繋がる人のことだ。

 この場合、「志向」とは、各々にとっての成長と進歩を掲げることだ。願望や希望、そして理想。これらは全て私の欲望である。成長も進歩も、欲望に他ならない。ただし、未来に対して理想を掲げることは、現状否定から生まれるルサンチマンとは異なるものだろう。

 全ての欲望は、現実から派生するものであり、無から生まれる理想は存在しない。「こうありたい」という欲望は、現状を認識し、受け入れ、それでいてさらにそれを乗り越えようとすることであり、いつでも漸進主義とならざるを得ない。本質的な問題解決を考えることと、その場しのぎの対処療法との違いは、時間軸の長さの差によるものである。