雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

カリートの道


 アル・パチーノとブライアン・デ・パルマが組んでギャング物撮ったら、そりゃ観なきゃいけない。アル・パチーノは何でこんなに格好良いんだろうか。顔か、声か、それとも怒り方か。物語の進め方、アクションシーン、儚いラブシーン、どれをとっても素晴らしい。主題歌の "You Are So Beautiful" もとてもこの映画に合っていると感じた。


 冒頭で結末を見せてしまっているので、どれだけカリートが夢を手に入れようと努力したところで「一度踏み越えてしまった線は、もう戻れない」という悲劇を観客は思い知らされてしまうのがつらいところ。まあ、ハッピーエンドにならないのに、鑑賞後「観てよかった」と思えるところがすごいところか。順番が逆のような気もするが、次は『スカーフェイス』を観よう。