雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

NHK大河ドラマ「風林火山」第19回「呪いの笛」

 山本勘助は初対面の人には嫌われる運命なのだろうか。勘助本人が悪役を自ら担おうとしているところもあるのだろうけれど。見た目が悪く、策士ということで嫌われるのも仕方ないのかもしれないが、どうにも可哀想だ。第一印象を変えるのは大変なんだよね。笛に毒が塗っていないか、刃が仕込んでいないか調べる勘助が不憫でならない。


 それにしても、内面を深くえぐりとった作品だ。綺麗事では済まない時代において、宿命を悩みつつ受け入れる人々を描くドラマを日曜夜8時のテレビで見られるとは。大河ドラマはもっと単純な人物設定かと思っていたが。素晴らしい。視聴率がついてくるといいのだけれど。