雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

桜の季節

 天気が良いので、近所を散歩する。別に桜の名所に行かなくても、近所に桜がいくらでもあるところが地方暮らしのいいところ。桜の名所は、もちろん桜の木がたくさんあるので綺麗なのだけれど、他の観光客は景観阻害要因なのでプラスマイナスゼロだと思う。桜の美しさというものは存在せず、美しい桜だけがあるのであれば、それは名所に行かなくても十分に感じられるはずではないか、などと小林秀雄を引っ張り出して勝手に味方にしてしまう。


 近所の寺は3分咲きといったところだが、十分に綺麗だと思った。太陽の下で見る桜は神秘的な美しさで、なるほどこれが日本の花なのだな、と奇妙な納得をしてしまった。