
- 作者: 門倉貴史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/10/17
- メディア: 新書
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統計の出し方によって、結果となる数字が大きく異なることを具体的に説明してくれる。と、今書いた一行をみて「そんなの当たり前じゃん、例えば・・・」と具体的にイメージできる人にはお勧めしないけれども。
- 女性の晩婚化が進んでいるときに合計特殊出生率を算出すると、その指標は下振れする。
- デフレの主犯は中国からの輸入ではないことについて
- 「○○の経済効果」の無意味さについて
- その「統計をだす」という仕事は、誰からお金をもらえる仕組みになっているか、というシンクタンクの根っこの問題について
- BRICsをはじめとして、途上国の経済統計の適当さについて
- 経済統計に含まれない要因がいかに経済分析を狂わせるか
等々、ネタ本としてはなかなか面白かった。なんというか、最近の新書らしい本だと思う。