雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

「自分の力を十分に発揮すること」という行為から、

    1. 他者の満足度を高める
    2. 自己成長をもたらす
    3. 報酬を受け取る(金銭や評価など)

上記3点の結果が得られるならば、それはなんと幸せなことだろうか、と思う。そしてこの「幸せ」は巡って個人のやる気を喚起して、幸せな黄金のループが出来上がるのだ。そしてそのような人達で構成されている組織は、きっと組織の目標も達成できていることだろう。



上記のループを成立させるために必要なのは何か、ということを考えていくと、少なくとも仕事が個人のやる気の如何のみに任せられている組織が欠陥システムであることは分かる。「仕事をどれだけがんばっても報酬が同じ」という条件下において、出てくる成果は個人のやる気によって変わってきます、という状態で放置するのは組織経営として失敗しているのだ。共産主義体制が失敗した理由についての典型的な説明を持ち出すまでもない。労働者のやる気を起こさせる環境作りが出来ない組織では、いい仕事なんて出来やしないし、そうであるならば組織全体でみてもロクな成果は出せないはずだ。



果たして私は、自身のやる気のなさを組織のせいにしたがっているだけなのだろうか、それとも「労働者の意欲を高めるためにすべきことは何か」という視点から組織を客観的に考えられているのだろうか。