雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

仕事について2(管理職/社員のはなし)

最近、組織の経営(統治、人事等)について興味を持つようになった。おそらく、今働いている会社があまりにもお粗末な組織運営を行っているからこんなこと考えるのかな。


まあ、組織全体のことを言い出すと面倒だからここでは簡単に済ませておくけれど、

  • 目的達成にとって非効率な組織形成
  • マーケティング部署の影の薄さ(外部への対応が出来ていないので)
  • 事前監視部署に権限が過度に集中している(現場はそうした部署への説明に過度に時間をとられている/現在の課題に対して柔軟な対応が出来ない)

という感じか。って、ひどい状況だな。まあ、これらは恐らくほとんどの同僚が問題だと感じていることで(そうであって欲しい)、しかしその解決には色々と障害があって、本来は経営陣が上から変えていかなきゃ何も改善しないのだろうなあ、とは思う。しかし、きっと何も変わらないのだろうな、という確信があり、気が重い。


もう少し話を身の回りのことに絡めてみよう。私の所属している課にだって、いろいろな問題が山積みである。で、私のような権限の無い下っ端職員はたくさんの問題点に直に取り組むしかないのであるが、次のように思うことがよくあるのだ。「俺が責任者(=管理職)ならこうするのにな〜」と。対症療法に明け暮れていると、どうしても根本的治療に目が行くわけで。


結局どちらも単に自分の責任を上に投げているだけではないか、とそう言われればそうなのかもしれない。しかし、組織の経営をするのが管理職の仕事であるならば、やはり彼らは仕事をしていないと言わざるを得ない。明確な目的と骨太の経営方針に基づいて機構を組み立て、説得力ある説明で部下の意欲を支援して組織全体を動かす仕事って遣り甲斐があるだろうに、と思えるのは私がその位置にいないからだろうか。


労働者の解雇はごく当たり前に行われるという前提で話をするならば、ダメな会社で下働きを何年間と続けるよりも、別の道を探した方が自らの人生に対して誠実であると思うのだが、果たして。