雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

年金

 年金の厄介なところは、これが個人の老後に備える貯蓄であると同時に、世代
間扶助とも位置づけられていることだ。今回の未納問題で分かったことは、世代
間扶助の達成は、無理だということか。年寄りなんて、きっとどうでもいいんだ。
若者が近視眼的に考えたら、年金なんて年寄りによる収奪に過ぎないんだ。
一方で自身の老後については、皆なんとかなる、もしくは国家より自分の方が
頼りになると考えているということか。そして老後どうしようもなくなったら生活
保護がある、というところか?なめてんのか、そんなに世の中甘くないぜ。
 しかし、たとえば給料天引きなんていう制度が利用されなくなった場合、年金
未納率は上がり、その時年金制度はおそらく崩壊するのだろう。これは意外とあ
りえそうな気もする。どうする。未納者に対し、「俺が払っているのになんでこ
いつは。ずるいじゃないか」と怒りを感じるのではなく、「もったいないなあ」
と同情する人が多数となるようにするにはどうすれば良いのよ。