雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

恒子の昭和

 

 

 

笹本恒子の写真集。本書に写る昭和の日本人は、照れも媚びも見られず、といって笑うでもなくピースを見せるでもなく、男も女もどこか堂々としており、格好いいと感じた。

「店」の基本

私が「店」に求める基本的な条件は、「商品があること」と「客を待たせないこと」の2点。当たり前のように見えて、この基本が守れていない店は多い。感動する商品とか激安価格とかも良いのだが、それよりもこの2点を重視しており、この基本が守れていない店には距離を置きたい。

 

過去の事例で言えば、美味しいと評判の飲食店に入ったら(入るまでに行列があるのはまあ仕方ないにしても)、そこから注文を取りに来るまで待たされ、注文後も料理が出てくるまで延々と待たされたとき。お腹を空かせる子どもをなだめながら、「ああ、この店は客を待たせることをなんとも思っていないんだな」と心底がっかりした。どれだけ味が美味しくても、そういう店はお断りだ。

 

そして今日もまた、とある店にがっかりさせられた。店の名は「楽天トラベル」。先日、宿の予約をとろうとしたところ、今日からスーパーSALE」が始まるとのお知らせが出ていたので、それならばと今日まで待ってみたところ、いざ実際に予約しようとしたら全くサイトにつながらない。何度やってもつながらない。アクセス過多でサーバーダウン?苛立ち、あきれ果てて、1時間後には結局、他社サイトから予約した。

 

店に商品を置くこと、客を待たせないこと。・・・値下げで客寄せをするより、お客さんが商品を買える環境を整える方が大事だろうに。

 

小旅行

祖父母宅に預けていた子どもを迎えに行く。ついでに親戚と小旅行ということで、島に行ったり、海で遊んだり、夜は花火をしたりして過ごす。終わってしまえば夏休みもあっという間だ。楽しい時間ほど、過ぎ去る速度は速くなる。

頭の中身が漏れ出る日々

 

 

北大路公子著。『生きていてもいいかしら日記』が面白かったので続けて読んでみた。面白くて、かつ記憶に残らないところが素晴らしい。

スウィング・キッズ

 

 

 

カン・ヒョンチョル監督、D.O.主演。朝鮮戦争下における捕虜収容所内を舞台にしたドラマ。タップダンスをするための混合チームを中心に、様々な悲喜劇がテンポよく繰り広げられる。冒頭からやけにハイテンションで一体どういうノリの映画になるのかと不安を覚えたが、上手にまとめられていた。見せ方も良い。とにかくダンスシーンが素晴らしい。ただ、残念ながらハッピーエンドとはならない(邦画でこういう脚本が通るかと考えると、韓国映画の幅の広さが分かる。)。だから、「Fuck ideology」なのだろう。