金曜日は子どもの授業参観。午後も休みをとって夕方からバンガロー泊(バンガローとコテージの違いが良く分からない)。バーベキューをしたり、花火をしたり、焚き火をながめてぼんやりしたり。デジタルデトックス。もう少し星が綺麗に見えたらよかったのにな。次の日も、寺を散策し、銭湯につかり、牧場のジェラートを食べて帰る。コロナ禍のためにキャンプ場は混んでいると聞いていたのだが、梅雨の合間だったためかどこも閑散として、想像以上にのんびりできた。もう少し安ければ、頻繁に出かけられるのだが。
エアコン買い替え
エアコンを買い替えたが、設置工事費が想像以上に高くついた(本体が安く買えたと思った私が愚かだった)。「標準工事費」という謎の言葉は誤解のもとなので、信用してはいけない。本体のみ購入して設置事業者を別に契約するか、設置費込みの金額が分かる店舗で買うか、どちらかにすべきだったのだろう。高い授業料だった・・・。
そもそも、交渉下手で喧嘩ができない私のような人間は、購入するかどうか決めるのは、支払全額があらかじめ分かっている場合でないと駄目なのだ。できることは事前に比較して十分に検討することだけなので、「よく分からないまま購入ボタンを押した」時点で確実に失敗である。
センゴク一統記(1) ~(15)
宮下英樹著。「センゴク」シリーズを最初から読み直してみると、その壮大さと密度に驚く。著者も、最初からこれほどの長編を企画していたわけではないだろうが・・・。一応主人公は仙石秀久だが、本作「一統記」全15巻は本能寺の編から秀吉が天下人となるまでを描いており、前半は織田信長と明智光秀を中心に、後半は秀吉に焦点が当てられている。
この前半がとても良い。織田信長と明智光秀の関係を、それぞれの「狂気」という観点からここまで深く掘り下げられるのか、というくらいに丹念に描かれている。「なぜ明智は信長を討ったのか」という疑問を考える場合は、まず「どうして光秀は織田家筆頭家臣にまで昇り詰めることができたのか」という点を考える必要がある。魔王信長と奇人光秀が組み合わさることで生まれた、既存権威や歴史権力に対する「破壊力」を本作では丁寧に描きつつ、次第に歯車がずれていき「下剋上の完遂」というキーワードによって二人の物語が終焉に導れる。著者は、一方を悪者(または愚者)とする安易なドラマ設定に頼ることなく、英雄同士として描き切る姿勢が素晴らしいと思う。大河ドラマ「麒麟がくる」の脚本も、安易な現代的価値観に走るのではなく、本作を読まれた上で書かれていたらもっと面白かっただろうに・・・。
たかが殺人じゃないか
エレファントカシマシ/宮本浩次
スタンフォード式 最高の睡眠
西野 精治著。こちらのブログを見て興味を持って読んでみたもの。本書の内容は、この方が上手にまとめられているので、ここには書かない。本書で最も重要な個所は、睡眠は最初の90分が最も大事ということ。最初の眠気を逃がさず、黄金の90分さえ確保すればよいと考えると、そこにフォーカスを当てて就寝準備をすればよい、となる。入眠儀式としての習慣を身に着けたい(できてないけれど)。