雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

あなたは何で食べてますか?: 偶然を仕事にする方法

 

あなたは何で食べてますか?: 偶然を仕事にする方法

あなたは何で食べてますか?: 偶然を仕事にする方法

  • 作者:有北雅彦
  • 発売日: 2019/06/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

有北雅彦著。様々な(特殊な?)仕事で生活している人々の生き方を紹介する本。職業紹介というよりは、その生き様を描く本である。仕事という概念を狭い枠組みで捉える必要はなく、好きなことや興味のあることで生きていければそれで良し、と考えるきっかけにはなると思う。

 

ただし、本書に出てくる人たちだけ見ていると、「生存者バイアス」の罠にはまるだろう。同じように生きていたとしても、ほんの少しのタイミングや、周囲の人々の助け、運などに恵まれない人たちは、「食べて」いけなかっただろう。だから、勝ち負け、成功や失敗というカテゴリーで考えるのではなく、独自路線を貫き通したその個人の生き様を見るべきなのだ。

1日外出録ハンチョウ(10)

 

 

以前から「1日外出録ハンチョウ」は「中間管理録トネガワ」と並ぶ名作だと思っていたが、特にこの第10巻は素晴らしかった。これまで、各登場人物の人物像をしっかり設定してきたから、ただおしゃべりしてご飯を食べているだけでも面白くなる。劇的な展開など用意しなくても、「人間」を深く掘り下げて描けるなら面白い漫画になるということか。


特に印象に残ったのは、第77話「食叫」(リコッタパンケーキが食べたい・・・!)である。自身の脳内にいる多種多様な自己について、そのいずれにも存在の意味を認め、同時に抑制からの解放を描く名作だ。第78話「雨宿」も、どのような環境下にあっても楽しめるコツを面白く描いている。自分ではどうにもならない天候に意識を向けるのではなく、どうしたら「楽しく在る」ことができるのか、至るところに小ネタを散りばめつつも、ささやかなヒントを教えてくれている。

 

絵面的には美しい漫画ではないので万人受けはしないだろうが(そもそも「カイジ」読者以外は、本書を手に取ることすらないだろう)、大切なことを説教臭くなく描いており、意外なほどに読後感が良い作品である。ある意味で、地下住人という設定の勝利なのかもしれない。

コロナ禍におけるGW

ゴールデンウイークとはいうものの、仕事は忙しくて休暇は取れないので、あくまでカレンダー通り。そもそも、大型連休を作ったところでコロナ禍で旅行にも行けないし、どう過ごしたものか悩む。

 

とりあえず図書館で本を借り、Amazonで「クアルト ミニ」と「パープレクサス」、その他日用品(財布とか枕カバーとか)を買って連休初日を迎えた。午前中は子どもと公園で遊び、午後は雨なのでクアルトで遊ぶ。大変に面白い。

 

 

Spin Master パープレクサス オリジナル

Spin Master パープレクサス オリジナル

  • 発売日: 2016/05/21
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

夕方、「カリオストロの城」を鑑賞。何度観ても面白い。

 

ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]
 

 

コロナ禍が落ち着いたらしたいことをあれこれ考えるけれど、気が付けば去年も同じようなことを考えていたわけで。「いつかしたいこと」を考えつつも、「今を楽しむための工夫」も追い求めていかないといけない。

Official髭男dism

 

 

レポート 通常版

レポート 通常版

 

 

エスカパレード 通常盤

エスカパレード 通常盤

 

 

Traveler[通常盤]

Traveler[通常盤]

 

 

 

近所の歯科医で流れていた「Pretender」に興味を惹かれて、初めてOfficial髭男dismを聴いてみて、結局「ブラザーズ」が不思議なほど気に入る。面白い歌詞だ。

 

 


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青天を衝け 第9回

良い脚本、良い役者、良いアングル(構図)。毎回素晴らしい出来栄えだが、特に今回素晴らしかったのは平岡円四郎役の堤真一さんと井伊直弼役の岸谷五朗さん。魅せるなあ。