雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

柏散策

千葉県柏市に行ってきた。東京駅からさらに1時間強と、なかなか遠い。用事が済み、自由時間ができたので、夜は少し肌寒かったが散歩することにした。

 

ごく普通の住宅街。どこまでも続く一軒家群、工事現場、赤い鉄塔、遠くに聞こえる救急車の音。ありふれた景色なのだけれど、確かに初めて見るものばかり。ここに私のことを知っている人は誰もいないし、私が知っている人も誰もいない。ああ、知らない街をあてもなくぶらぶら歩くのは、どうしてこんなに楽しいのだろう。

 

しがらみや責任から解放されたから?それとも、単に好奇心で満ちているから?・・・おそらく、違う。これは、あくまで一時の気分であって、世界から切り離された存在でいることに、私は1週間も耐えられないはずだ。日常にいると、非日常を求めるということに過ぎないのかもしれない。

 

それでも、知らない街を歩くのは、楽しいものだ。青く光る看板が見えた。ローソンでお茶でも買おうかな。