雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

2017年の省察と、2018年の指針

 毎年思うが、一年が過ぎるのは早い。昨年は仕事に追われ、プライベートの時間を、そして家族の時間を犠牲にした一年であった。心身ともに疲弊してしまい、心底危機を感じた(8月前後が一番つらかった)。仕事を辞めることを何度も考えたが、大切なのは「働く時間をゼロにすること」ではなく、ワークライフバランスがとれるよう環境を変えることなのだろう。目的に対する手段はひとつではないので、色々と考えて進んでいきたい。

 

 長男の成長を日々感じることができたのは、何より嬉しいことだ。冬にはプール、春からは体操教室の習い事を始めたところで、掛け持ちは本人にとっても負担かもしれないが、楽しそうに頑張っているのでしばらく見守ってみようと思う。オセロやトランプ、UNO、折り紙にあやとり、そしてテレビゲーム(Wii)にサッカーゲームと、充実した室内遊び。絵本も、例年通り年間100~150冊程度は読んだかな。また春や秋にはよく公園に出かけて元気に遊んでいた(親にとっても運動不足の解消に役立った)。秋の夜に、運動会に向けて少しでも早く走りたいというので、かけっこの特訓を二人でしたのは良い思い出だ。そろそろ自転車に乗れるよう、頑張ってほしいところ。

 

 昨年は長男がインフルエンザとアデノウィルスに罹患し、それぞれ1週間の登園禁止期間が続いたけれど(あのときは夫婦で協力してなんとか乗り切った。)、それ以外は特段風邪をひくこともなく、元気だった印象がある。むしろ、私の方がボロボロだった。歯周病の治療で半年ほど歯医者通いが続き、不眠で睡眠薬を飲む毎日。今年こそ、家族皆が健康でいられますように。

 

 続いて昨年読んだ本から上位5点。「神々の山嶺」、「日出処の天子」、「ザ・カルテル」、「アドラー心理学を語る」シリーズ(1~4)、「ストーナー」。次点で連載完結を記念して「へうげもの」か。昨年は谷口ジロー氏の追悼として作品群を掘り起こしたところ、どれも読みごたえがあって驚いた。「遥かな町へ」や「父の暦」も良かったが、「神々の山嶺」は次元が違った(愛蔵版で読んだので絵の迫力を堪能できたのも良かった点だ。)。アドラー心理学に関連する本としては、岸見一郎著の「嫌われる勇気」や「幸福の哲学」も大変印象深かったのだが、野田俊作著作集の方が包括的かつ系統的でわかりやすかったのでこちらを。いずれにしても、アドラー心理学関連の本は、今年も読み進めて(または、再読して)みたいと思う。


 昨年鑑賞した映画の上位5点。「川の底からこんにちは」、「帰ってきたヒトラー」、「百円の恋」、「ダラス・バイヤーズクラブ」、「ペコロスの母に会いに行く」。

 

 昨年買ってよかったものは、ホットサンドメーカー。 

 

 今年の目標は、飛行機で旅行すること(沖縄にいきたい)、睡眠負債の解消、瞑想の習慣化、そして腰痛改善(身体の柔軟性を高めたい。長男にも、「お父さんは、足を開いて身体を倒して肘をつけることを目標に頑張ります」と言ってしまったし。)。

 

 今年の指針として大切なのは、「〇〇をする」ことよりも、「〇〇をしない」ことだと考えている。最も重要な資産である時間を何に使うか、と考えたとき、まず大事なのは無駄な消費を抑えることだと気づいた。何に時間を割くべきか、将来に向かって定めるのは難しいことだが、過去を振り返って何が無駄だったかを自分に言い聞かすことは比較的簡単だ。無駄を抑えて時間を守れば、自然と大事なことに時間を割くようになるだろう。だから、大切なのは、自分が常々無駄だと痛感している時間の使い方、行動パターンを改めることなのだ。例えば、「コンビニや本屋での立ち読みは30分以内」、「ひとりでスナック菓子を食べない」、「就寝30分前はパソコン・スマホ・テレビは見ない」等、日常のささやかな戒め程度のことだが。