雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

帰ってきたヒトラー

 

 

 ダーヴィト・ヴネント監督、オリヴァー・マスッチ主演。素晴らしい作品。実験的で、刺激的で、ファンタジーでありながら超現実的であり、かつユーモラスに仕上げている。ベストセラーだった原作を映画化したらしい。

 

 ヒトラーは、大衆から生まれた。人々が、ヒトラーを選んだ。ナチを悪としてレッテルを貼ったとしても、歴史はまた繰り返す。誰かに責任を負わせて切り離すのではなく、歴史から学び、それを引き継ぐということは難しいことだ。

 

 小ネタとしては、次の映画のパロディを見つけた。きっと、私が気付かなかったネタが、もっとつまっていたのだろう。私がドイツ人だったら、この映画をもっと深く理解し、かつ、もっと楽しめたのだろうな。

 


総統閣下 空耳 2017