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雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

七つの会議

 

七つの会議 (集英社文庫)

七つの会議 (集英社文庫)

 

 

 池井戸 潤著。仕事と生き様、組織と個人という、池井戸小説ではおなじみの展開。基本的に日本の会社は、または日本社会という組織は、内部からは変わらないし、外圧がないと変えられない。会社においては不正や隠蔽をしてでも組織を守る、と言いつつ、守られているのは体制の主流派に過ぎなかったりする。トップが悪い、役員が悪い、誰かが悪い、という理解よりも、組織という生き物の性質と考えたほうが分かりやすい。

 

 ところで本書、さくさく読み進められ、あっという間に読み終えることはできたが・・・不要なエピソードが多かった。主要な登場人物それぞれの背景や家族構成まで記載する必要はなかったのでは?設定を考えつつも、それを全て文章に記すのはどうかと。また、途中で出てくるドーナツ屋の話、不要では?もっと原島と八角に焦点を当ててほしかったかな。