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雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

百円の恋

 

百円の恋 [DVD]

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 武正晴監督、安藤サクラ主演。観てよかった。嚙み切れない肉を食べながら二人の心身が近づく場面には心を打たれたし(理由はうまく言語化できない)、主人公がボクシングを通じて変わっていく様は格好いいし、後半の盛り上がり感が半端なかった。シャドウボクシングのシーンにはとにかくしびれた。最後のカメラ長まわしのシーンも素敵な余韻があった。

 

 主人公は、最後に試合で負ける。しかし、大事なことは勝敗ではない(彼女は負けて悔しくて泣くんだけれども、それでも大事なところはそこではない)。中島みゆきも言っている。「勝つか負けるかそれはわからないそれでもとにかく戦いの出場通知を抱きしめて、あいつは海になりました」だ。何かに打ち込む、ということ。人生の一部を注ぎ込む、ということ。

 

 私は基本的に、ダメな登場人物が多い映画が好みで、本作は大変気に入ったのだが、妻は「そういうリアリティは追い求めなくても・・・。映画くらい素敵な雰囲気に浸りたい」とのこと。男女で鑑賞する作品の選択は、いつも難しい問題だ。

 

 

 


クリープハイプ「百八円の恋」MUSIC VIDEO