最近の長男は何故かウルトラマンにはまっており、DVDを観ては戦いを仕掛けてくる。スペシウム光線やストリウム光線を繰り出す姿は、自分の幼いころの姿にそっくりだ。今放映されているのはウルトラマンオーブだが、長男が観ているのは過去の作品で、ウルトラマンメビウスやウルトラマンエックス、更に昔のウルトラマンタロウやウルトラセブンを手当たり次第に観ている。
あまりテレビ画面ばかり眺めているのもよくないと思い、ウルトラマン図鑑を見せたり、文字の学習や鉛筆を使う練習にと知育ドリルを買ってみたりしているうちに、もう長男は一日中ウルトラマンの世界にいるようで、語彙が狭いことこの上ない。ウルトラマンの必殺技や怪獣の名前はいくらでも出てくるのだが、あとはドカーンとかボカーンとかばかり叫んで闘い続ける毎日である。果たして大丈夫なのだろうか。
まあしかし、好きな世界にどっぷり浸かれるのは幸せなことだし、いずれは飽きる(と思う)ので、妻の呆れ顔を横目にこちらも全力で怪獣役を演じている。