雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

その日のまえに

 

その日のまえに (文春文庫)

その日のまえに (文春文庫)

 

 重松清著。短編集。どう死ぬべきか、そしてどう生きるべきか、ということは永遠のテーマで、著者ならこういう切り口で描くのだろう。特に書名にもなっている「その日のまえに」は、ぐっときた。ただ、他の編は全般的にくどい調子を受ける。重いテーマだからこそ、違う書き方があるのではないかな。