雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

はじめの一歩を踏み出そう

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術


 マイケル・E.ガーバー著、原田喜浩訳。スモールビジネスの大変さと、そこに求められる経営視点が分かりやすくまとめられている。「成功者の告白」より興味がもてる内容だった。


 思いが先走って自営業を始めたは良いが、がむしゃらに頑張ったところで先行きは暗く、いつかは閉店する者がほとんどという現実。顧客にとってのチェーン店の質の良し悪しはさておき、独立したばかりの新規参入者にとっては、その経営の効率性、確実性、仕入れ規模の経済性、マーケティング等、圧倒的な差を感じることだろう。そうした「巨人」と互角にやりあっていけるかどうか、という視点で見直してもなお根拠のある自信が維持できるなら大丈夫なのかもしれない。


 マクドナルドの話が印象深かった。客にとって、いつでも同じサービスが提供できるということは、その信頼性という一点において、素晴らしいことなのだろう。