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雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

古いMDの処分

 引越の準備作業として、書籍やCDの荷詰めを始めた。本棚に入れていると、それほど多くは見えないのだが、段ボールに詰めてみると結構大変。もう少し捨てれば良かったかな、と少し後悔。


 本(まだ途中)、CD、DVD、ゲームと作業を進めて、はたと手が止まったのがMD。私のコンポはMDにも対応しているので、聞けることは聞けるのだが、もうMDも久しく聴いていない。子どもが生まれてから家で音楽を聴くことが減り、そもそもCD-Rが出回って以降というもの、MDにコピーすること自体がなくなったので、手元にあるMDは古いものばかりだ。果たしてこれらを引越し先に持っていく必要はあるのだろうか。


 ということで、引越を契機に古いMDを処分することにした。「もう一度聞きたいと思うか」という基準で仕分けをしたところ、ほぼ半分捨てる結果となった。どのMDも、コピーを作成した当時(大学生の頃か)は、良いな、素敵だな、格好いいなと感じていたのだろうに、今となってはあまり聞きたいと思えなくなってしまった。単に当時流行っていたから、という理由でコピーしたものについては処分することに躊躇はなかったが、昔好きだったと記憶している音楽と分かれるのは切ないものがあった。特に、音を重層的にかぶせる作品、端的に言ってロック系は「うるさい」「ガチャガチャしている」「ギターの音がわずらわしい」としか感じなくなってしまった。当然、音楽自体は変化していないわけで、私の感性がそれを理解できなくなってしまったのだ。こんなところにも自らの老いを感じて、少し哀しい。


 そういうことでTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTBLANKEY JET CITYなど、昔好きだった邦楽のロックバンドはほとんど処分し、NIRVANAAlanis Morissetteも処分する。とは言え、Led ZeppelinRed Hot Chili Peppersは生き残ったし、(今後聞くかどうかはともかくとして)Sex Pistolsも何となく残し、そしてやっぱりBEATLESは捨てられないし、ロックミュージックの全てを嫌いになったわけではないのだが。


 ・・・どうも物を捨てると感傷的になっていけない。そういえば今回、昔のMDを聞き直して再評価したものもあった。久しく聴いていなかったけれど、槇原敬之の曲がやたらと胸に沁みた。他のアーティストとも「新しい再会」が待っているかもしれない。年を取って、親になって、別の気付きがあると良いなと思う。趣味の押しつけはしたくないけれど、素敵な音楽をいつか子どもに伝えられたらいいなと、一消費者として願う。