雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

2012年の省察と、2013年の指針

 昨年は7月に子どもが生まれ、生活が激変した一年だった。日々、成長していく長男の様子はとても楽しいもので、一方で様々な不安は抱きつつ、おろおろしながらも対応していけたのではないかと思う。人間という存在の素晴らしさと力強さに感動し、家族を支えるという大変さを思い知り、同時に自らの親に対する敬意の念を再認識するなど、自らの思考の幅が少し広がったようにも思う。


 仕事の面では4月から業務変更となり、新しい仕事への対応に追われた。業務の意味や必要性の理屈をしっかり把握して、人に噛み砕いて説明し、後はいかに要領よくこなすかという課題は達成できたように思う。これまでの蓄積も活かしつつも、勉強になる一年だったし、案外早く家に帰れたことは良かったと思う。3月までの仕事も、4月からの仕事においても、学ぶべきところの多い方に巡り合えたことは幸いだった。一方で、昨年は一時期に相当の苦情電話を受け、精神的には辛かったけれども、社会を身をもって知るという経験のひとつだったのだろう。


 3月には鹿児島旅行をした。今振り返ってみれば、旅行は行けるときに行っておくべきだなと再認識。健康面では、子どもが生まれてからは、散歩や抱っこなど、意外に運動量が増えた。生活リズムも規則正しくなったのは良かったが、もっと妻の健康面に気を遣うべきだった。個人目標であった英語や読書については、さっぱりな一年間だった。子育ての大変さを甘く見ていたかもしれない。無駄に費やした時間が惜しいかぎり。


 続いて、昨年鑑賞した作品の各上位3点。まず映画については、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」「アポロ13」「グッドフェローズ」。それにしても、長男誕生後はすっかり映画を観なくなってしまった。来年はもう少し鑑賞本数を増やしたいところ。音楽では、「Duets II(Tony Bennett)」、「POWERS OF TEN(YUKI)」、「Never Can Say Goodbye (Trijntje)」。本では、「不夜城」、「漢詩百首」、「ヘルシング」か。次点候補としては、「ローマ人の物語〈4〉〈5〉― ユリウス・カエサル」、「銀と金」も素晴らしかった。


 2013年は、引き続き家族の健康と幸せのために、自分には何が出来て、何をすべきで、何をすべきではないのか、そうしたことを常に考えて実践していきたい。そして社会において、自分がどういう貢献ができて、如何なる足跡が残せるのかを考えなければいけない。きっと、出番は突然に訪れる。そのための準備をしていかなくてはいけない。問題を見出す発見力、解決につなげる構想力、そしてやりきる実行力。今の私はまだまだ力不足だ。年齢を言い訳にせず、また育児の隙間を無駄にせず、成長を目指したい。社会を理解すること、思考力と表現力を磨くこと、やるべきことはたくさんある。


 仕事については、家族のことを最優先に考えて、業務の効率化と計画性に努めたい。運動の面では、子どもの世話をしていると自然と運動量が増えるので、あまり心配しなくてもいいだろう。生活リズムをまもり、運動を習慣的に継続し、自らの健康を維持した上で、肝要なのは、それをどう活かすのかということ。将来につながる良い一年にしたい。