雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

業務交代

 新年度を迎えるにあたり、仕事がまた変わることになった。私が3年間お仕えしたボスも退職されるので、丁度良い区切りなのだろう。振り返れば濃密で充実した、というよりただもう必死な3年間であった。


 最後の挨拶をするときには、これまでの苦楽の思い出が蘇り、流石に感極まってしまった。仕事は、何の種類の仕事をするのかということは当然重要だけれども、誰と仕事をするのかということも、それと同じくらい重要である。そういう意味では、良い縁に恵まれたのだろう。


 ボスは、人を惹きつける魅力のある人だった。ボスのために頑張った、というよりも、あの人のニカッと笑う顔が見たくて、自分の力以上の仕事が出来たように思われる。良く人の話を聞き、良く笑い、そして良く酒を飲む。それは、私自身に欠けている人間力であり、今から思えば一種の憧れのようなものだったのかもしれない。これから年を経ていくにつれ、そうした人間になりたいものだ。