雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

岡山2泊3日

 連休を利用して旅行に出かける。その他の候補地は鹿児島、熊本、萩、熊野古道しまなみ海道などであったが、宿の予約が取れたことと、それほど混雑していないと思われたことが決め手となり、岡山をぶらぶらすることにした。結果的に、連休中にも関わらず混雑を免れ、のんびりと楽しむことが出来たのは幸いであった。


 今回の主たる目的地は弁柄の町、吹屋である。備中高梁まで列車で行き、駅の近くでレンタカーを借り、更に雄大な自然を観ながら1時間ドライブしてようやく到着。のどかな景色と色鮮やかな花の中に赤く輝く街並みが美しく保存されていた。もともとベンガラは木材を補強するために塗られていたようだが、町全体に使われるとなかなか壮観である。


 西江邸や広兼邸の豪華さ*1に驚き、吹屋小学校の美しさに見入っているうちに夜がきた。ラ・フォーレ吹屋でアマゴの塩焼き等の美味しい夕飯をいただき、暗くなってから散歩する。あたりは本当に真っ暗で、少し怖いくらいに静かであった。けれども星が綺麗で、都会のような「美しい夜景」とは異なるけれども居心地の良い空間だった。美山町のときも思ったけれど、そもそも夜は暗いものであって、太陽が沈んだら寝るのが自然な暮らしというものなのだと気づかされる。


 2日目は備中松山城に登り、総社から吉備路をサイクリング。西から眺める国分寺五重塔は実に美しかった。途中で造山古墳にも登り、へとへとになって岡山泊。「磨屋町三ツ乃屋」という居酒屋で気持ちよく飲んで食べて泥のように眠る。最終日は日本三大庭園、後楽園を散策。新緑の季節であり、緑が深くて綺麗だった。



















*1:これは個人邸宅ではなく、むしろ城郭であった。凄すぎて笑ってしまうほど。