雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

利根川の至言が身に染みる

 不注意でやや手痛い失敗をする。原因は2つ。ひとつは非現実的な過信。「まあ、大丈夫だろう」という根拠の無い妄想と、冷徹な現実とを混同してしまっていたということ。もうひとつは他人への勝手な期待。自分がすべきことを、他人に期待したこと自体が間違いであった。


 「カイジ」における、鉄骨渡りのシーンがフラッシュバックのように蘇る。この世は決して「仮」の世界などではなく、全ては現実なのだ、ということを認識しているかどうか。覚醒していない者が成功することなど、あり得ないのだ。



 ただ一方で、失敗なるものは既に起きてしまったことである以上、クヨクヨしてもあまり意味が無いこともまた事実。原因を分析し、今後の行動指針を改めるよう習慣づけが出来たのであれば、後始末は淡々と処理するだけのことだろう。教訓を得て、経験を身につけ、その失敗を活かすことが出来ればそれで十分とすべき。落ち込まないと言えば嘘になるが、サンクコストをどうにかしようとする発想はおそらく何も生み出さない。