雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

NHK探検ロマン世界遺産「虹の大瀑布〜南米・イグアス国立公園〜」

 なんと、この番組も3月で終わりなのか。紀行番組が無くなるのは悲しい。旅と映像は密接な関係にあると思う。映像を観て実際に行きたくなることもあれば、旅に行った後でその地の映像を観る事によって追体験することも出来るから。


 イグアスの滝か・・・懐かしい。もう随分前のことであるが、テレビの映像を通して当時の記憶が非常にリアルに蘇ってきた。青い空と深い緑の果てしない広がり、うだるような暑さと滝周辺の清々しさ、瀑布と鳥や動物の声が入り混じった騒音、霧と虹に包まれた神々しい雰囲気、そして吸い込まれるような悪魔の喉笛の水勢、そう、あの「大地」または「地球」を実感できる貴重な体験・・・。


 一生に一度は行っておきたい場所、そんなところはおそらく無数にあるのだけれど、残念ながら人生はとても短く、そして人はいつしか衰え死んでしまう。だから頑張って時間とお金の都合をつけて、早めに色々な地域へ旅に出たいと思う。行かなければ分からないことがあるのは、旅も仕事*1も同じこと。早めに行けば、雑誌を見てもテレビを観ても、きっと何度でも繰り返し「記憶の中で行く」ことが出来る。「見るべき程の事をば見つ*2」と言って死にたいものだ。

*1:いわゆる現場主義の意味。

*2:この言葉は本当は旅に使うものではないのだけれど。