雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

無駄

 「無駄なことをしない」という思想は魅力的だが、それと対立する「結果的に無駄に思えるものも意味ある大切な何かを生み出すためには必要なものであった*1」という考えも正しく思える。例えば最初から名文は書けないわけで、推敲する中で無駄が削られていくのだろう。であれば、無駄な部分を生み出す時間を無駄と言ってしまっては結局大切な何かを生み出すことも出来ないのではないか。といって、無駄なことなどこの世に無い、と言えるかというとそうでもなく、やはり無駄が多いな、効率をもっと上げたいなと常々反省してもいるわけで、この堂々巡りから抜け出せない。

*1:少し意味は異なるが、「枯れ木も山の賑わい」とか、「失敗は成功の母」とか、そういうこと。