雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

小説家を見つけたら


 色んな意味で「グッド・ウィル・ハンティング」の続編。流石はショーン・コネリー。気品、知性、深み、そういったものが滲み出ている。素晴らしい。ショーン・コネリーアル・パチーノが演じたならば、「セント・オブ・ウーマン」になるのだろうな、などと思いつつ。


 しかし惜しいのは(というか致命的なのだが)、物語ハイライトの朗読シーンを端折っているということ。なぜ5分でも10分でも時間を作って全てのメッセージを読ませなかったのかが全く分からない。チャプリンの「独裁者」から演説シーンを省いてしまうようなものだ。


 とは言え、老いと若さ、富裕と貧困、黒人と白人、ブロンクスとマンハッタン、色んな対立項を上手にまとめあげてはいると思う。ヤンキースタジアムのシーンが印象的だった。