ざっくり分かるファイナンス／外資ファンド 利回り20%超のからくり

ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)

外資ファンド 利回り20%超のからくり

　２冊を同時並行で読んだら、相互補完作用があったようでとても分かり易くなったので、読書メモもまとめておく。会計についてもおぼろげな知識しか無いのだが、ファイナンスについての知識は全くのゼロ状態。そんな私でも、最低限の基礎知識（日経新聞が少し理解し易くなる程度？）は身につけることができたと思う。両者とも具体的事例を頻繁に用いて非常に分かり易く書かれているので、読書中に数式が理解できなくて挫折するということもなく、むしろ「なるほどー、そう考えるのか」と楽しく読み進めることが出来た。

　『外資ファンド〜』の方は、タイトルこそ「外資」となっているけれど、この本で実際に書かれているのは現代における「マネー」の本質である、と言って良いだろう。キーワードは「歪みの発見」、「レバレッジ」、「分散効果」、「インセンティブ」、そして「無国籍性」といったあたりか。